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■おわりに
近年、生産学習社会の到来とその充実が叫ばれ、当青年の家も幅広い年齢層や時代の流れに対応した受け入れ体制と、活動プログラムや施設設備の充実が急務になっている。しかし、30年以上経過した組合立の施設のほとんどが存続の岐路に立たされていることも否めない事実である。地方自治体の財政事情の悪化や民間施設や他の公共施設との競合などの要因から、施設の老朽化や時代のニーズに対応した設備投資などの緊要な課題への解決の糸口は見えないのが現状である。青年団活動もまた、時代の急激な変化と価値観の多様化の中で組織の存続そのものが厳しい状況にある。これまで会議時間や事業内容を青年の都合にあわせて柔軟に対応して来ている「青年の家」の存続が、青年団活動の鍵を握っていることも確かであろう。

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